【ビジネスアニメ・動画制作】最低限これだけは押さえる!【企画編】

ビジネスにアニメの力を。動画をもっと手軽に、もっと便利に。

アニメLaboの寺井です!
今回は動画制作の企画、構成について、最低限これだけは押さえるものに関するお話しです。

シナリオ構成、アニメ制作の技術として押さえたい点は、別記事でご紹介します!

この記事はこんな方を想定しています

〇動画を制作したいけど、どういったものを作ればいいか悩んでいる
〇企画として最低限押さえるものを知りたい

早速紹介に入る前に・・・

「チャンネル紹介動画で視聴者を惹きつける」

というクリエイター向けのオンラインレッスン(※)がありまして・・・
そこで、実写でもビジネスアニメ制作でも非常に重要だと思うものを学び、これはご紹介しなくてはと思い記事にしました。

クリエイターアカデミー:YouTubeが「無料で」様々な内容を教えてくれます!


もちろん記事内容は転載ではなく、このサイトで発信しているビジネスアニメ制作、引いては動画制作に置き換えたり、内容を加えてご紹介します。


寺井

ちなみに私は「魅力的なコンテンツを作る」レッスンの修了証をもらっています。実体験した感想としては、実践的な内容が数多くありますので動画制作の教材としてもオススメです。

目次
 00.最低限押さえるべきものとは
 01.動画制作の目的は何か
  01-1.ここが分かれば目的の整理がしやすい!
 02.誰が視聴者なのか
 03.どこで動画を視聴してもらうのか
 04.必ずしも再生数や圧倒的な質は必要じゃない
 05.おわりに


00.最低限押さえるべきものとは

結論から申し上げますと、企画としては以下が絶対に抑えるべき箇所です。

<企画編>
 ●「何」が動画制作の目的で
 ●「誰」に
 ●「どこで」視聴してもらうか

この3点が動画の土台となります。
ビジネスアニメ制作だけでなく、ビジネスに関わる実写動画の制作をする上では必ず押さえておきたい場所です。

寺井

実写撮影も含めたビジネスアニメを制作している人間としてはこう思っています。異論があればどうぞ!


それでは、ここから一つずつ解説していきます。


01.「何」が動画制作の目的なのか

まずは動画制作の目的が何かを整理しましょう。

動画制作の目的があって初めて、何を作ろうとかビジネスアニメであればどんな風に作ろうか、と言った流れになります。

作業が進んでいくと、あれもしたい、これも入れたいというように当初の目的からズレていくことが往々にしてあります。
そのまま進むと、何を誰に伝えたいのか良く分からない動画になることも・・・。

いつでも当初の目的に戻ることを忘れないよう、最初に動画制作の目的を整理しましょう。

寺井

企業紹介の動画制作をするはずが、いつの間にか「もっと商品をアピールしよう!」となることもあるので要注意です。企業紹介であれば、商品を入れてもほんのワンシーン程度がオススメです。

しかし、いきなり目的の整理と言われても分かりづらい部分がたくさんあると思います。
世の中には様々な動画がありますが、大きく分けていけば4つに分類できます。

続けて、目的の整理をするために動画の分類方法をご紹介します。


01-1.ここが分かれば目的の整理がしやすい!

動画制作の目的??

よく分からない・・・。

そんな時には、大きく分けて考えていきましょう。
分かりやすく目的を整理できるように2択質問をしていきますので、参考にしていただければと思います。


Q:まず、あなたが動画でしたいことは以下のどちらでしょうか。

A:商品・サービスの紹介をしたい
B:企業の紹介をしたい

寺井

どちらもしたい!という方は、目的別に動画制作することをオススメします。

次に、Aを選んだ方はこちらの質問を。選んだ答えがそのまま動画制作の目的になります。

A-1:商品・サービスを売りたい、購入を促したい
A-2:商品・サービスの認知度を上げたい、ファンを増やしたい

Bを選んだ方はこちらの質問で選んだ答えがそのまま目的に。

B-1:求人用やHP掲載用で、企業の理念、目標、沿革を明確に伝えたい
B-2:CMで見るようなキレイな画像や動画を使って、企業の理念や目標を幅広い人に感じ取ってもらいたい

いかがでしょうか?
それぞれの回答をまとめると、以下のように目的が整理されてきます。

〇商品、サービス紹介型
●A-1を選んだあなたは、商品の購買アップを狙う目的
●A-2を選んだあなたは、商品の認知アップを狙う目的

〇企業紹介型
●B-1を選んだあなたは、企業の認知アップを狙う目的
●B-2を選んだあなたは、企業に共感してもらう目的。
 ※B-2は他の目的より費用と時間がかかる可能性があるので注意です。

寺井

制作途中で、何度か制作目的に戻って確認することをオススメします。

それでは、続けて誰が視聴者なのかについて解説していきます。



02.「誰」が視聴者なのか

いわゆる「ターゲット」になります。

動画制作上では、商品やサービスのターゲットがそのまま視聴者になることがほとんどです。

これは対面やオンライン営業で売るときと同じですから、あなたが経営者やマーケターならもうお分かりかと思いますので、確認だけして先に進みましょう!

しっかり整理していきたい方はこのまま続きをお読みください。

視聴者はどんな人なのか?

ここもしっかりと整理できていないと、視聴者が男性なのか、女性なのか、年齢は・・・様々なことが分からないまま動画を制作することになります。

その動画制作はとても難易度が高く、ある視聴者にたいしては一方的なメッセージとなる可能性も。
そして結果的に、時間と費用をかけてせっかく動画を制作しても全く効果が出なかったり・・・。

さらに、視聴者がどんな人かを整理する重要性を知っていただきたいために、少し想像していただきたいのですが・・・。

例えばこんな人が視聴者なら、あなたはどんな内容の動画を視聴してもらい、自社のサービスや商品に興味を持ってもらいますか?

老若男女問わず、日本全国誰でも

いかがでしょう、動画の内容を考えるのが難しくありませんか?

視聴者の年齢一つとっても生活スタイルや興味・関心が大きく変わるため、どう伝えるのが良いか、いくつものパターンが考えられます。

一方、こちらはどうでしょうか。

男性、30代、関東住まい、独身、サラリーマン、自社商品に興味がありそう

先ほどと比べて、どのような動画を作れば伝えられそうか、一気に想像しやすくなると思います。

寺井

設定を細かく落とし込むほど、機能やメリット、ベネフィットの伝え方も変わり、その人へ伝わりやすいシナリオへとつながります。

このように動画制作の難易度を下げることにもつながりますので、まずは「誰が視聴者なのか」をしっかり整理しましょう!

動画制作の目的と視聴者が誰かまで整理できたら、どこで動画を視聴してもらうか。


続けて解説していきます。


03.どこで動画を視聴してもらうのか

最後に、どこで動画を視聴してもらうかについてですが・・・

ここは前項で決めた視聴者がどんな人か?と合わせて、以下のような質問をすることで整理できます。

<既存顧客>
●既存顧客との接触はどこか
●既存顧客に対し、どこで動画を見てもらえそうか
●顧客動線はどうなっているか

<潜在顧客>
●視聴者はどんなときに視聴しそうか
●視聴者は何に悩んでいるのか
●視聴者はどんなことを解決したいと思っているのか
●視聴者はどんなデバイスを使っていそうか

Check!
既存顧客に対しては、可能であれば直接ヒアリングしていくのが一番早くて確実です。

分かりやすい例では、このようなものがあります。

既存顧客に対し、対面営業時にノートPCやタブレットを持っていき動画を見てもらう

ホームページに動画を設置し、パンフレットや他媒体などから訪れてもらった人に動画を見てもらう

寺井

長くなりましたが、ここまで整理できたらシナリオ構成に入れます。

続いては、動画制作において「なくてもいいこと」を解説します。


04.必ずしも再生数やハイクオリティは必要じゃない

「バズる」≒再生回数を求めるのは目的があってこそ

そもそも動画の目的は「バズる」こと≒再生回数なのでしょうか?
動画の目的を整理したとき、その目的のためには10万や100万といった再生回数は必要ですか?

もちろん、動画制作の目的が以下のようなものなら別です。

「とにかく幅広い人に対し共感してもらい、企業の認知度を上げたい」

「YouTubeから広告収入を得たい」

しかし、動画制作の目的が以下のような場合は、そもそも10万の再生回数も不要だと思います。

「すでに商品を知っているお客様へ商品を紹介し、購買してもらえるようにする」

このように、動画の目的をしっかり整理し制作しましょう。

CMのようなハイクオリティはビジネスアニメなら求めない

正直に言って、私が使っているアニメ制作ツール:VYONDや他のビジネスアニメ制作ツールでは、誰もが知っていてテレビで放送されているような有名アニメと同じクオリティの制作は難しいです。

また、デザインなど専門性が強く求められる自由度が高いツールや、手書きアニメは時間と費用が更にかかる可能性が高くなります。

予算が厳しい中小企業では、以下のようなアニメは難しいと考えたほうがいいでしょう。

水が滴り落ちるシーン一つ取っても、現実とあまり変わらないレベルのクオリティ

有名アニメに出演した有名声優起用

また、実写での動画制作においても、大企業が制作するような以下内容は必須となりません。

プロカメラマンが撮ったハイクオリティ画像、動画

芸能人など有名人起用

有名アーティスト起用

映画のような激しい編集

寺井

もちろん潤沢な予算があったり、「この動画だけは絶対」といった理由があれば、ハイクオリティを求めていいと思います。

大企業は自社の商品やサービスを大々的に紹介することによって、「〇〇だったらこの企業」という印象を視聴者に与えて、自然と購入してもらえるよう狙っていたりします。

予算が限られる中小企業の動画では、しっかりとターゲティングをし、そのターゲットに伝えられるように動画を制作することが基本ですし、それで十分結果が出ている企業もたくさんあります。

繰り返しになってしまいますが、限られた予算内でも効果を得られるように、以下の内容を最低限押さえておきましょう。

動画の目的

誰に

どこで


05.おわりに

今回はビジネスアニメ制作・動画制作の際に最低限押さえておきたいものについてお話ししました。

あなたのお力になれればうれしいです。

動画制作に関するご相談は以下からお気軽にどうぞ。

いきなり制作依頼ではハードルが高いと思いますので、無料で受け付けしております。