〇YouTubeが良いと聞いたけど、よく分からない
〇マーケティング、広告、広報担当で初めてYouTubeに挑戦する
〇動画広告の市場規模を知りたい
ビジネスにアニメの力を。
ビジネスアニメを制作しているアニメLaboの寺井です。
今回の記事では、YouTubeの概要と市場規模についてお話しいたします。
実際のYouTube広告種類や課金方法、何がオススメなのかなどを知りたい方は、こちらからご確認ください。

目次
00.【はじめに】ユーザー数など概要ビジネスアニメとの関連性
01.ビジネスアニメとの関連性
02.動画広告の市場規模について
03.おわりに
あなたはYouTubeを利用していますか?
また、利用はせずとも名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。
YouTubeはアメリカのYouTube社が開発・運営を行っている世界最大の動画共有サービスです。
YouTube社は2006年に同じくアメリカのGoogle社に買収され傘下に入っており、Google社が提供しているサービスとも連携されています。
最近はYouTuber(ユーチューバー)という方たちが動画をアップして広告収入を得たり、企業とのコラボ動画を出してそこから報酬をもらうといったビジネスをしています。
2020年小学生になる男子、将来なりたい職業でトップ10に入るなど、憧れの職業となっていますね。
寺井
近年はスマートフォンの普及がどんどん進み、誰でも簡単に動画を視聴できるようになったことから、広告ビジネスの場としても拡大してきています。
そんなYouTubeですが、利用ユーザー数はどれくらいいるのでしょうか?
なんと、日本では人口1億2,000万のうち約半分もYouTube利用ユーザーがいます。
日本国内と世界全体でのユーザー数は以下の通りです。
・世界では2020年11月、20億人以上のユーザー数
※参照:https://www.youtube.com/intl/ja/about/press/
https://gaiax-socialmedialab.jp/post-30833/
しかもこれはアカウント登録している人だけですから、登録せずに動画視聴をしている潜在層まで含めると更に数値が伸びると予想されます。
・スーパーチャット(いわゆる投げ銭)機能で、個人や企業がファンを獲得し、
ライブ配信でファンからスーパーチャットをいただく。
・チャンネルメンバーシップ機能で、月額制のサブスクリプションモデルを作る。
メンバーに加入していただいたファンには限定特典を提供する。
上記で稼ぎを得ている芸能人の方などもすでにいらっしゃいます。
また、2020年9月時点での世界スーパーチャット獲得額ランキングトップ10には日本人が8人ランクインしており、大半がVTuberと呼ばれるバーチャルアイドルです。
寺井
話を戻して、続いてはビジネスアニメとの関連性をお話ししていきます。
結論から申し上げますと、多いに関連アリです。
後述しますが、YouTubeの視聴者がどんどん増加傾向にありますので、「アニメという動画」をビジネスに活用している側としてこれを見逃す手はないと思っております。
アニメのYouTube活用方法としては、主に以下2択です。
①アニメで情報発信をし、YouTube以外で収益を得る
②アニメで情報発信をし、YouTubeで収益を得る
①はアニメを視聴してもらった後、主にランディングページなどYouTube外で商品・サービスの販売をし、視聴者は少なくともターゲットを絞って収益を狙うモデル。
※基本的には営業で見せるため、あくまでも動画保管庫として活用している企業や、ホームページに動画を掲載している「ついで」で良いという企業も。
②は視聴者にとって役に立つ情報発信や、エンタメ性があるアニメを制作し、視聴数を集めて広告収入を狙うモデル。
寺井
②の広告収入はビジネスアニメで狙おうとしても、高い再生数を量産することが難しいためです。
余談ですが、最近ではビジネスアニメを活用しているYouTubeチャンネルとして、以下のようなものもあります。
・投資、金融系の情報発信
・SDGsの情報発信
・医療、ウィルス系
・自己啓発本の紹介
・本当にあった〇〇な話
・スカッとした話 etc…
寺井
続けて、ビジネスアニメとの関連性が見込まれる、動画広告の市場規模についてお話ししていきます。
結論から申しますと、YouTubeなどの動画市場規模は急激に伸びています。
まずは動画市場と関係がある内容を簡潔にご紹介しますね。
2020年には3,289億円予測。
・スマートフォンでの動画視聴数は5年前と比べ約4倍
・日本の個人スマートフォン保有率が前年比3%で2年連続増加
・モバイル端末でのYouTube再生時間は総再生時間の70%以上
・次世代通信規格5Gの通信速度は4Gの20倍
ここからはデータも含めてもう少し詳しくご紹介いたします。
2019年の動画広告市場は前年比141%の2,592億円。 2020年には3,289億円予測。

株式会社サイバーエージェントによると、2019年の動画広告市場は、昨年対比141%の2,592億円に達する見通し。2020年には3,289億円、2023年には5,065億円に達する見込みと予測しています。
なお、スマートフォン動画広告の需要は昨年対比147%の成長となっており、動画広告市場全体の89%にもなっています。
スマートフォンでの動画視聴数は5年前と比べ約4倍

視聴行動分析サービスを提供するニールセン デジタル株式会社によると、スマートフォンからの動画サービス利用状況について、動画視聴の月間平均利用時間は2019年6月時点で7時間13分と、5年間で約4倍に成長しています。
スマートフォンから動画を見る時間がどんどん増えていることがうかがえますね。
モバイル端末でのYouTube再生時間は総再生時間の70%以上
YouTubeによると、世界中の利用状況として、モバイル端末での再生時間が YouTube の総再生時間の 70% 以上を占めているとのことです。
また、繰り返しになってしまいますが、月20億人以上のユーザーが YouTube を利用しています。
さらに、1 日あたりの動画視聴時間はなんと10億時間を超え、視聴回数は数十億回にのぼります。
日本の個人スマートフォン保有率が前年比約3%で2年連続増加

総務省の「モバイル端末の保有状況(個人)」によると、日本人の個人スマートフォン保有率は2017年~2019年までの間で前年比約3%ずつ増加しています。
1人1台スマートフォンを持つ人がどんどん増えていますので、前述の動画広告市場規模予測についても伸び続けるという予測は納得。
次世代通信規格5Gの通信速度は4Gの20倍
最後に、インターネット通信に関するお話し。
こちらも動画市場にとっては追い風となるでしょう。
これから5Gが広まってくることで、人々は今よりももっと気軽に動画を視聴できるようになるでしょう。
YouTubeを見るときに動画が途中で止まってしまったり、読み込みが遅いため画質が低く、見にくい動画を仕方なく見ている・・・そんな悩みも解決してくれる期待が持てます。
遅延速度は10分の1で、「超高速化」「超低遅延」「大容量」などを特徴としている5Gの普及により、動画コンテンツはますます伸びていくのではと思っています。
そして、企業としては積極的に動画コンテンツを増加していく方向性を考えるようになり、大量に動画制作をする選択肢を迫られる可能性も無視できません。
今回はYouTubeの概要と市場規模について解説いたしました。
改めてお伝えしますが、YouTubeの広告市場規模は今後も右肩上がりで増加していくと思っておりますし、動画広告の利用も更に多くなるでしょう。
お読みいただきありがとうございました。
YouTube活用も含めて動画制作に関するご相談はこちらから。
