【数字も含めてご紹介】ビジネスアニメのメリット3つ【VYOND】

こんにちは、アニメLaboの寺井です!
今回はデータを参考に、ビジネスアニメのメリットをご紹介する記事になります。

企業がマーケティングに動画を利用することにメリットを感じている方は多いと思いますが、データを用いたメリット内容はあまり知られていない部分もあるかと思います。

 

この記事はこんな方を想定しています
〇メリットは分かったが、実験や論文的なものから見たメリットを知りたい
〇実写とアニメのどちらが良いか、実験などがあれば知りたい
〇社内動画制作での提案用にデータが知りたい

ただ、当方がお伝えしている「アニメ」は、テレビで放送されているようなレベルのものではありません。
以下のような方にはオススメしません。

 

こんな方は読まないことをオススメします
〇有名アニメとのコラボ企画を考えていて、メリットを知りたい
〇有名アニメとのコラボについて、どんな情報があるのか知りたい

目次
 01.テキストと比べ圧倒的な情報量
 02.記憶への残りやすさ
 03.実写vsアニメの実験
 04.おわりに


01.テキストと比べ圧倒的な情報量

まずは一つ目、圧倒的な情報量についてです。
結論としてはこのような期待ができます。

視聴者に対し、短時間で圧倒的な情報量を伝えることができる

これは動画制作業界では有名なお話しですが、動画にはものすごい力があります。

動画は、1分で1,800,000文字分の情報量を持つ

これは米国の調査会社:Forrester Research社所属のJames L. McQuivey博士が公表しているものです。

VIDEOBREWERY by EPIPHEO / 18 Marketing Statistics And What It Means For Video Marketing より

1.8 MILLION WORDS:That’s the value of one minute of video, according to
Dr. James McQuivey of Forrester Research.

180万文字を一般的Webページに換算すると3,600ページに相当するとも言われ、動画がもたらす情報量の多さがうかがえます。

Webページ3,600ページ分を読もうとすると、疲れ果ててしまいますし何よりも時間が足りません。

でも、たった1分間の動画コンテンツなら視聴者はそこまで疲れず、しかも楽しみつつ情報を得ることができます。

そしてこれがアニメのコンテンツなら、好き嫌いが激しい実写映像よりも楽しんでもらえる、という期待もできるでしょう。

注意

ただし、セールスイメージが強い動画などは実写でもアニメでも拒否反応が一定数出ますから、その点はご注意を。


02.記憶への残りやすさ

続いて2つ目は記憶への残りやすさについて。

悲しいものですが、人間はとにかく忘れてしまう生き物です。
しかし、記憶力の面でも動画のパワーは健在。

見るだけでは10%、視聴覚(動画)では20%の記憶定着率

米国アメリカ国立訓練研究所が発表している、ラーニングピラミッドの内容です。

これは、どのような学習方法がしっかり頭に残るか?を分類してピラミッドの図にしたもの。


図の一部ですが、このようになっています。

具体的にご説明すると、このような行動です。

・講義を聞くだけなど聴覚のみを使った学習では5%

・テキストを見るだけなど視覚のみを使った学習では10%

・聞きながらテキストを見るなど視聴覚を使った学習では20%

ちなみに、この後もピラミッドは続き、更に記憶へ残りやすいものがありますが・・・。

・実際にやってみる・・・75%

・自分が教える・・・90%

など、実践難易度が上がるほど記憶に残りやすくなるというものです。
全体図は以下のとおり。

画像参照元:http://siteresources.worldbank.org/DEVMARKETPLACE/Resources/Handout_TheLearningPyramid.pdf

現実的に動画に取り込んで活かそうとするなら、動画内で商品を実際に使ってもらう疑似体験などをイメージする、などでしょうか。

下層に行けばその分学習定着率が上がりますから、動画のコンテンツを企画する際に下層のフォーマットを応用し、活かせないか検討してみましょう。


03.アニメVS実写

ここまでお伝えしていたものは、「動画」という広いカテゴリの中でのお話しでした。

動画は実写やアニメ、CGなど様々な種類があります。
そこで、最後はアニメvs実写の実験をご紹介します。

時は2012年、とある心理学者が動画を2つ作りました。

一つは自身のインタビューをそのまま撮影した動画。いわゆる実写動画です。

もう一つは、自身のインタビュー音声を元に作ったホワイトボードアニメです。

心理学者は思いました。

「一体どちらの動画がより覚えて(記憶して)もらえるのだろうか?」

そこで実写動画とアニメ、どちらを見たグループが自分のインタビューについてより多く適切な回答をもらえるか、テストをしました。

結果は・・・

アニメの方が実写よりも平均15%回答率が高かった

また、質問の一つについては、実写を見たグループは回答率70%、アニメを見たグループはなんと回答率92%という結果も。

画像・記事参照元:https://blog.videoscribe.co/the-science-behind-why-whiteboard-animations-supercharge-learning-and-memory

この実験をしたのは米国心理学者のRichard Wiseman氏。

なぜここまで差が出たのか、理由としては主に2つあるとワイズマン氏は言っています。

まず第一に、人の注意を引くことができる

そして第二に、楽しいからです!

記事の日本語訳:ワイズマン氏「何かを記憶するためには、まず最初にそれに注目する必要があることがわかっています。人々の注意を引かなければ、情報を得ることはできません。アニメーションは、その注意を引きつけることができると思うのです。信じられないほど魅力的な方法で注意を引きつけます」

引用元:https://blog.videoscribe.co/the-science-behind-why-whiteboard-animations-supercharge-learning-and-memory

また、ホワイトボードアニメーションの制作ソフトを提供するSPARKOL社は調査の結果としてこう主張しています。

ホワイトボードアニメーションの方が実写のトーク式動画よりも内容想起率が高くなる傾向があり、購入の意思決定に十分なサービス説明であると感じる視聴者の割合は2倍にも増える。

英語ですが、ワイズマン氏の実験部分も含めて詳しく説明したSPARKOL社のアニメがありますので、良ければご参考までに。

ご紹介したように、魅力的なアニメは実写よりも優れているシーンがあります。


上記内容をビジネスに活かそうとするなら、動画であるように教育系コンテンツや無形サービス紹介のアニメもオススメです。

実際にクラウドサービスを提供するDropBox社は立ち上げ時にアニメを活用し、会員数を増加させています。

また、ホワイトボードアニメとして、当社もこのような制作実績などがあります。


04.おわりに

ということで今回はビジネスアニメのメリットに関するお話しです。

また、アニメLaboではいきなり依頼ではなく、制作に関するご相談べースでも受け付けております。

無料で対応中ですので、今回ご紹介したホワイトボードアニメに関するご相談なども以下からご連絡ください。