こんにちは、アニメLaboの寺井です。
今回はタイトルのとおり、士業の方向けの記事となります。
はじめに、なぜ私が士業の方向けの記事を書けるのか?についてお話しさせてください。
2.企業財務経理計7年(年商5億、19億、120億規模)
3.様々な士業と現場レベルの対応
もう少し3点目についてお話しすると・・・。
- 税理士事務所での顧客担当・巡回・各種申告
- 企業の財務経理として顧問税理士対応
- 法人成支援(定款など)で司法書士
- 上場作業系で公認会計士
- 社会保険、給与計算、人事労務系で社労士
- 契約書、残業代未払いで弁護士
- ロゴ関係で弁理士
ざっくりではありますが、このような経験があります。
税理士事務所では新規開業の方向けに日本政策金融公庫を活用した融資サポートや、2店舗目開業に関する財務部分コンサルなども対応。
はたまた、担当しているお客様に月次決算を見せに行きつつ近況などお話しをお伺いしたら、従業員のこれはサービス残業になるかどうかといったお話しを聞いて、そこから社労士の方に・・・など。
この記事を書いているアニメLaboの寺井です。「打合せに行った現場で専門外の話」は、あるある話として士業の方もご経験があるのではと思います。
続いて、この記事はどのような方向けに書いているのか?をお伝えします。
2.新しい集客方法をお探しの方
3.事務所規模は中小レベル(所員1~10人以下を想定)
それでは本題に入っていきます。
目次
01.巻き起こる負の連鎖
02.士業を取り巻く現状
02-1.【増加傾向】資格保持者の推移
03.それでも多種多様な成功事例
04.何が成功のカギなのか?
05.差別化と発信
05-1.あなた自身が差別化のカギ
05-2.どうやって自分を売っていくか?
06.信頼性も◎、動画がオススメ
06-1.動画が難しいと感じるなら
06-2.依頼すると費用は?
06-3.アニメで動画を制作する?
06-4.アニメ×実写はコスパ◎
07.まとめ:無料プレゼントしています
01.巻き起こる負の連鎖
・顧問契約の単価減少
・昔の勤務先から担当を譲っていただいたけど、解約してしまい減少
・ウン十万と払ってホームページを制作したのに、メールも電話も営業の連絡ばかり
・制作費と印刷費と郵送代をかけたDMを送っても反応が無い・・・
・でも、小規模で営業はいない・・・
・マーケティングはよく分からない・・・
・このままではジリ貧に・・・
どうしてこうなってしまうのでしょうか。
一度、士業を取り巻く現状について整理してみます。
02.士業を取り巻く現状
・日本の人口は減少傾向
・顧問契約のメインとなる企業の数も減少傾向
・差別化が難しい商品、サービスであり低単価で差別化の傾向
・AIやツール、外部新サービスによる作業減少
こういった点から士業の競争が激化し、どんどん低単価になってきています。
AIやツールは主観込みですが、会計ソフトの進化が目覚ましいと感じます。
個人事業主で消費税も対応せず仕訳数も少ないのであれば、そんなに難しいこともありませんから、この情報にあふれた社会なら会計ソフトと検索をしていれば何とかなる方も増えているでしょう。
知人はIT系の個人事業主で簿記の知識はありませんが、「難しいけど、会計ソフトとインターネットがあればできる」とのこと。
また、官公庁・大学・法律事務所など法曹界で有名な「判例秘書」は、現場補助のツールとしても優秀。
人口減少は言わずもがな。
そして企業の数もどんどん減って、2012年には385万だった中小企業者が2016年には357万まで減少しているというデータが。
メイン顧客となる中小企業がたった4年で28万の企業数が減少しているのは恐るべきスピードです・・・
02-1.【増加傾向】資格保持者の推移
その一方で、資格保持者については増加傾向です。
以下に登録者数の推移をお見せします。
参考:http://www.satousigeru.jp/article/10568567.html
税理士は10年前の2010年と比べ、2020年では約7,000人の増加となります。
続いて、弁護士のデータです。
最難関資格とも言われる弁護士は、10年の間でなんと約1万3,000人増加しています。
他の士業よりも明らかに多い増加です。
続いて、社会保険労務士です。
社会保険労務士は10年で約7,300人の増加。
このように、資格保持者はどんどん増える一方です。
また、公認会計士は2010年から2020年までで約9,000人の増加、司法書士も2009年から2019年までで約3,200人の増加と、有資格保持者は総じて増加傾向にあります。
公認会計士の推移参考:https://jicpa.or.jp/about/outline/
司法書士の推移参考:https://www.shiho-shoshi.or.jp/cms/wp-content/uploads/2021/02/27544dffc01dc31136fedddbdf3d835e.pdf
一方、資格保持者は増加傾向にあってもお客様となる一般消費者や企業数が減っていたり、ネット社会によって必要な情報を簡単に検索できるため、商品の差別化が難しい士業では競争が激化しています。
03.それでも多種多様な成功事例
ここまで、現状などについてお話ししてきました。
こんな状況下でも、成功事例はいくつも世に出ています。
・オウンドメディア(今ご覧いただいているようなブログです)を運営して、検索の上位表示を目指したり、単純にお役立ち情報をお届けすることで信頼を得て、集客につなげる。
・弁護士や税理士がセカンドオピニオン相談を取り入れて、単発案件を狙いつつ時間をかけて信頼を築き集客につなげる。
・地域密着×専門特化で攻める(特に税理士は数が多いため地域特化だけでは他に同業がいる場合があり、プラスで何か特化した方が集客につながりやすい)
・とにかく専門特化で攻める(業界や特殊な事件、相続、業界×会社設立など)
・勉強会や相談会、セミナーを開催して見込み客を集め、集客につなげる
・Facebookで経営者とつながったり、Twitterで発信しつつ見込み客とコミュニケーションを取るなどSNSを活用する
・YouTubeで視聴者へお役立ち情報を発信しつつも、それとなく宣伝もする etc・・・
このように多種多様な成功事例を聞いていると思います。
しかし、うまく行かずに集客ができていない人もいらっしゃいます。
04.何が成功のカギなのか?
成功のカギは何なのか?
結局、どうやって集客すればいいのか?
先ほどお伝えした事例を簡単にまとめると、「特化による差別化」と「発信」が多くあると思います。
地域特化、専門特化、サービス特化、ブログの継続投稿、SNS発信、動画で自己を発信しながら宣伝・・・。
これらが成功のためのヒントになっています。
でも、どんな風に差別化や発信すればいいのか?
続いては差別化と発信についてお伝えしていきます。
05.差別化と発信
ここで一つ質問をさせていただきます。
こんなお話しを聞いたことはありませんか?
「この人」がいいから買う。
「この営業マン」がいいから買う。
印象の良い営業マンと出会い、この人だから大丈夫そうか、と思って商品を購入された経験はありますか?
これはこの営業マン自体が売り物で、差別化されています。
もう少し士業よりのイメージにしましょう。
「このコンサルタントだから」話を聞いてみたくなる。
「この弁護士さんは」相談しやすい。
「この税理士さんは」なんだか話しやすい。
05-1.あなた自身が差別化のカギ
業界の差別化ももちろんオススメですが、あなた自身の人となり自体が売り物であり、差別化になります。
同じ知識を持っていたとしても、士業を目指すに至ったキッカケやこの仕事で目指しているもの、信条、人への接し方、どうしてこのサービスが生まれたか、どうしてこの地域で仕事をしているのか・・・。
同じ人間はまずいないはずです。
05-2.あなた自身を売る方法
私がオススメする方法はあなたの見込み客に対し、自分を発信していくことで、
「私はこういうことをやっていますよ」
「こういう時にはこうすると良いですよ」
「なにかあればご相談くださいね」
など、あなたの人となりも合わせて伝えていくものです。
そして、その伝えるときに使うツールとして「動画」をオススメします。
06.信頼性も◎、動画がオススメ
そうです、動画がオススメなんです。
動画を使って視聴者とコミュニケーションを取り、あなたを発信していくのです。
- 顔出しによって信頼感を与えることができる
- YouTubeやホームページ掲載によって検索順位の向上を狙える
- 名刺にQRコードを埋め込むなどオフラインからも動画視聴を狙える
- 情報量が多く、視聴者の印象に残りやすい
- コメント機能を次回の動画制作に活かすなど、視聴者とコミュニケーションを取りやすい
- お役立ち情報を動画コンテンツ化にしていくことで、たまたま見た視聴者が問合せする可能性もあるなど、集客効果の資産となる
- 例えば自分の紹介用動画を一度作ると、ホームページ掲載だけでなく勉強会の際にも活用できるなど、多方向に展開しやすい
で も
「動画って機材そろえるのが必要だし・・・」
「撮影するのだって大変でしょ?」
「編集とかどうやるの?」
こんなこと思っていませんか?
大丈夫です、そんなことはありません。
今の時代はスマートフォンで十分キレイな撮影が出来ますし、スマートフォンで編集もできます。
イメージしていただくのはこのレベルで大丈夫です。
三脚は2、3,000円くらいのもので問題ありません。
気になる編集も変に黙ってしまった部分や、「あー」「えー」のように詰まった部分を消すくらいで問題ありません。
まずは簡単なところから試していきましょう。
06-1.動画が難しいと感じるなら
- 話すことが苦手・・・
- うまく話せる自信がない・・・
- やっぱり撮影や編集までは難しい・・・
- とりあえず撮影ができても編集は・・・
- 何を話せばいいかが分からない
- どんな動画を作ればいいか分からない
「動画は難しい」、「準備することが多そう」、「とにかく複雑で面倒くさそう」、そんな考えもあると思います。
そんな時には選択肢として「依頼をすること」が出てきますが、主に3通りになるでしょう。
- 「こんな動画を作りたい」という企画部分を持って制作会社などへ依頼
- 撮影はしたから「カットと曲入れ、テロップのような細かい編集」を制作会社などへ依頼
- よく分からないから専門家へ全部任せようと制作会社などへ依頼
ただ、依頼をするとなると費用がかかります。
続いては費用に関するお話しです。
06-2.動画制作の費用はざっくりこのようなところ
動画の長さを3分、サービス紹介用動画、有名人起用は無しという内容で制作会社へ依頼すると仮定したとき、費用のイメージは以下のようになります。
- 企画提案、シナリオ構成作成、撮影、編集:40~80万円
- シナリオ構成作成、撮影、編集:30~50万円
- 編集のみ:3~10万円
求めるレベルによって幅がありますが、映像制作業界もツールの進化があり、最近は値段が控え目になってきましたが、それでも高い印象。
参考動画としては以下の動画がイメージに近いものでしょうか。
続いて、撮影以外の別の選択肢を考えます。
06-3.アニメで動画を制作する
全てをアニメで作るという選択肢もあります。
ただ、自分で作ろうとするとアニメ制作用ツールの操作やデザインの知識も必要になるため、慣れるまで時間がかかることが難点。
実写と同様に依頼をすることも考えられます。
ただ、以下のようなフルアニメーションの場合、撮影がいらないためある程度費用が抑えられますが、顔出しがないため、士業に必要な信頼性に欠けるところがマイナス点。
顔出しによる信頼性と費用面を考え、私がオススメするのは実写×アニメです。
06-4.アニメ×実写はコスパ◎
アニメと実写を混ぜることによって、信頼性も確保できつつ、過去の素材を活用すれば撮影がいらないためコストを抑えることができます。
ただ、アニメ側は先にお話ししたとおり何かしらのツールを使うか、依頼をする必要性があるでしょう。
イメージ動画はこのようなものになりますので、良ければご参考まで。
まとめ
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
ぜひ「動画」という選択肢を検討していただき、集客につなげていただきたいと思っています。
また、アニメLaboでは税理士の方専用に、無料プレゼントを実施しています。
ご相談は無料で承っておりますので、お気軽にどうぞ。